タイプ:ワイルド

就業するにあたって「ブラインドタッチできるようになるといいよ」といった内容のメールがきたので練習している。キーボードを見て打ち込む→画面を確認する→またキーボードを見るという過程を無駄に踏むよりも画面をずっと見ていた方が効率は格段に上。単純な話。インターネット老人の先鋒を自負しているのにも関わらず踏み込まなかった領域、ブラインドタッチ。左右の人差し指2本スタイルの自己流が社会で通用するとも思えず。ホームポジションホームポジション!(精一杯の知識)

というわけで推奨されたサイトを見て練習を重ねているのだが、一向に上達する気配がない、怖い。「90分でできるようになる」をスローガンに掲げているページとかれこれ3日は向き合っている。自己流が邪魔をしているところもあるのだろうがものの見事にカ行でドン詰まり。はじめのうちは「AEUIO」の位置を覚えよう程度で特に苦も無く、なるほど母音をこれだけの速度で打ち込めれば習得も一日で終わろうと高を括っていたが「健脚」「銀行協会」「鶏口牛後」など降り注ぐ難語の数々に残念!の2文字を叩きつけられ続け、絶望感が鎌首をもたげてきた。ブッブーのビープ音が鳴るたびに初めてキーボードを見ないでタイプを試みた人間に対する憎しみがこみあげてくる。俺はこの文中で一体何度「キーボーフォ」とタイプミスをしたのだろうか、考えたくない、ビープ音の幻聴すら感じられる。パ行の入力のため「p」を押すたびに小指の筋肉が悲鳴を上げ、健康寿命の砂時計からサラサラと砂が流れ落ちるのを感じる。俺の小指はなぜこうも短いのだろうか。

前までの文脈とは全く関係ないが、「戦姫絶唱シンフォギア」というワードがタイプするのにちょうど絶妙な難易度なので10分に一度打ち込んでいる。「せんき」を変換すると「戦記」が出てくるので記を消して姫を打ち直す徹底ぶり。シンフォギアのアニメ本編も見たことは無い。うっかりDVDを借りに行くかもしれない、タイトルをタイプするのが楽しいという理由で。