学生期の終わり

就職が決まった、のと退学が決まった、ので。

いつかの日記で書いた通り日常生活すらままならない体調不良に悩まされ寝る、座る、ときどき立つ、だけで説明できる生活にどっぷり浸かっていた。このままじゃ死ぬぞお前、といった内容の身内からの忠告も「死ぬかも(笑)」で受け流してきたが、とりあえず大学の就職支援科だけでも行けという言葉には従い、就職支援科の「企業合同展に出席してみたら」という言葉にも従い、大企業ばかりでいまいち分からなかった旨を伝えると「大学に来てる求人票にも目を通すべき」とのことなのでその言葉にも従ったところ最終的に就職が決まった。要所だけ搔い摘むと、人に流されているだけ。ものすごく楽をしているように思えるが実際楽なもので、苦労したのは何度か東京へ出向いたり、身の回りのものを揃えたりするのに結構な額が必要だったことくらいか。面接でとんちを強いられる、ぼっちに就活は無理、という体験談を多く聞いていたので如何様な魑魅魍魎が俺を待ち受けているのかと恐ろしくて仕方がなかったのだが本当に何事もなくスムーズに終わってしまった。ドアをノックする回数が2回だとその場で回れ右させられるぞ!と身構え続けていたが、ドアを開けるシーンすら訪れなかった。

ありがたいことに今年度中から働かせていただけるということなので、早々に退学すべく諸々の手続きをすませ、教務の主任である教授と面談をし、そこでありがたい(皮肉などではなくほんとうにありがたかった)お言葉を頂戴し、ついには書類を提出して至る現在。いい思い出があったか?と問われると素直に頷けるわけではないどころか苦しかったことしか出てこないくらいなのだが、人生の4分の1ほどを過ごした場所から自分の名前が消えることに寂しさ、というよりはいささかの違和感を覚えずにはいられない。大学から院に進んだ時には自分が修士の学位を得て終わるのだと思い込んでいたため、現状が他人事のようにしか認識できていない。就業が始まって自分が社会人になるまで、実はそんなに多くの時間は残されているわけではない。どこか旅にでも行くべきなのかもしれない。