ファイナル不安多事

ここ1年半ほど兆候はあったものの、最近になって突然右腕が痺れてまともに動かせなくなったり、吐き気が止まらなくなったりと原因不明の体調不良が続いたので満を持して心療内科に行くことにした。診察は明日、奇しくも台風直撃とばっちり重なった。ただでさえ、という中で気分はさらに沈んでいく。

何しろ心療内科を受診することなど初体験なので年甲斐もなく緊張している。不健康な人間には特有のハイなテンションでもってあらゆるメンタルクリニックに電話をかけ、そのたびに予約がいっぱいだと告げられたり、外科内科泌尿器科一通りかかってからお願いしますとやんわりと来院を断られたりと倍々にバフがかけられた不安の中で先週を過ごしてきた。いざこうして念願叶ってカウンセリングが受けられる段になると、もともと初対面の人間と話すときには顔のパーツがきちんとついているか延々と確認を続ける癖を持つ俺、いよいよもって不安が爆発。果てにこうしてキーボードを叩き始める始末。右手の感覚はすでに臨界点を超えた。

カウンセリング中ただ嗚咽を漏らすだけでは何らかの烙印を押されるだけで診察が捗らないであろう、ということでとりあえずは何か話すことをあらかじめ考えておこうと「症状.txt」を立ち上げ、思いつく限りの体の不調エトセトラを箇条書きにするのだが、のちにそれと思われる事項を数えてみると20に上らんとしたので思わず今の生に感謝した。「物忘れが多い」「物覚えが悪い」「物を覚えられない」がトリプルブッキングされているのを見たときには思わず目頭を押さえた。まあ、ある意味では現状をこれ以上なく正確に表している。明日が暴風警報で流れてしまったとしても、明後日は歯医者。数ある症状のうちの一つ「歯ぎしり」によって欠けた歯を治療しに行かなければならない。気分はさらに沈んでいく。