野球と宗教と政治と

政治の話をブログでするな、と寝物語にお母さんに聞かされたものだが選挙を前にして「山尾志桜里に手を振ってもらった」だのという話を聞かされ居ても立ってもおれずにキーボードを叩いている始末。

政治の話、といってもできることなど豊田議員の「このハゲー!」くらいしか無いのだが。聞くところによれば小学生の間でこの罵倒フレーズが一時流行ったとかなんとか。そりゃそうだろう、今でも小学生と同じ箇所に笑いのツボが付いている俺の中で数か月の時を経て今尚ホットなのだから。テレビからこのセリフが大音量で流れてきたときには本当にびっくりした、庶民感覚を濃縮還元したバラエティ番組などではなくニュースの時間にこれだもんな。「このハゲー!」と口走ってしまった人物のプロフィールが露わになるにつれて俺の中でこれがただの面白情報ではなく、一つの付加価値を帯び始める。女性、国会議員東京大学卒、ハーバードに留学経験あり……すべてが遠く離れた立場にいる人間の口から放たれる「ハゲ」は、俺がもそもそと悪態を吐く度に出るそれと異なる意味を持っているだろうか。否だ。

こうした事実はしばらく俺の中で奇妙に存在感を持ち、建前では政治家のモラルが云々とは言えても、内心では共感や同情ともまた違うがそれと似たような感情を否定できずにいた。時の総理大臣がカップラーメンを400円くらいか、と言ってから話題に上った政治家の庶民感覚、おそらく彼女ならばかなり正確に測れているのではないだろうか。ステータスの何もかもが違う俺と彼女が「ハゲ」という共通項で結びついている、互いに離れた点と点が線になる拭えぬ感覚。もっと違う形で出会えていたら友達になれたのではないか、彼女がマタギで俺が猟犬みたいな関係でもいい。現世では報ステの一トピックで一方的にこちらが向こうを知ったのだが、来世では「このハゲー!」の号令で牙を剥きだして獲物に跳びかかっていく。そんな可能性があってもいいんじゃないか?

政治の話とも言えないが、話はこれで以上だ。明日10月22日(日)は衆議院議員総選挙。もちろん俺も清き一票を投じる所存だ、お母さんに言われたところに。