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感想書かナイト

日記

ショベルナイト。
ショベルナイト [オンラインコード]
やっている。スーファミっぽいドット絵スーファミっぽいBGMとスーファミっぽい難易度がウリの2014年発のレトロゲームである。2D横スクロールアクションという在り来たりなジャンル、ただし得物はショベル。キックスターターで開発資金を募ったところ目標金額の4倍も集まったという曰く付きの逸品、こんなゲームが欲しかったというオッサンの願いが今一つに。WiiU3DSダウンロード販売が始まったのが3か月くらい前、諸々の用事がようやく片付いたのでスマホケースを買うついでという名目でWiiU版のダウンロードカードを買ってきた。こそこそと動画を見てあーこのBGMかっこいいなあくらいの知識でショベルを担いだら理不尽に殺されまくった。なんだこれは。
Yボタンで通常攻撃、言ってしまえばそれだけなので複雑なものは何もないのだが、出が遅い上にショベルで掘るムーブが攻撃モーションとして採用されてしまっている。攻撃範囲はモーション見たまんまが反映されるので前方の敵キャラを倒すのにも一苦労。ショベルの刃が当たる範囲でかつ、当たるタイミングで掘らなければダメージは通らない。さらに下半身しかカバーできていない攻撃を当てることができても、その一撃で敵を倒すことができなければ敵キャラではなく自分がノックバックを食うので場合によってはそのまま穴へ急降下、もちろんこれは即死。仕方がないので攻撃時に隙がないジャンプ下突きをメインにして何とか最初の2ステージをノーミスでくぐり抜けることができたが、3ステージ目にて待っていたのは画面が暗転するというギミック。えぇー、こういうのってステージの仕掛けのネタが尽きかけてきた終盤で出てくるもんだと思ってたのに、見えない敵にぶつかった衝撃で見えない穴にホールインワン
フレームとフレームの隙間が見えなければ戦えない、という(大げさではあるが)格ゲー的な難しさからショベルナイトの死体の山を築き上げつつもようやくゲームクリアが見えるところまで来た。格ゲーやったことないけど。数は少ないものの各ステージの道中は長く、それぞれ5個程度あるチェックポイントを通過しながら攻略する、スーパーマリオではなくロックマンのスタイルをとっている。どっちもやったことないけど。チェックポイント周辺にはやはり死にスポットが用意されており、繰り返しプレイすることでトゲ穴溶岩など即死要素や敵の配置を覚えながら進む方法を模索する「死に覚えゲー」で、オッサンの願いの結晶とはかくも厳しいものなのか、とゲームパッドを握る手から汗が止まらない。ペスト医師のマスクをつけて画面上を高速で飛び回りさらには瞬間移動までするボスがいるのだが、こいつ相手に全く勝機が見えずただ鼻息を荒くさせる以外に為す術無し、ということもあった。敵のスプライトに当たるとダメージを受けるというアクションゲームの絶対則を恨んだのは生まれて初めて。
それでもこのゲームを投げる気にならないのは、陳腐ではあるが、このゲームの完成度の高さのおかげなんだろうな。良ゲーの絶対条件でもあるBGMの良さは各自で調べてもらうとして、救済措置の周到さがにわかゲーマーには嬉しかった。ダメージを受けるたびにHPが減り、レリックというサブウェポン的なものを使うたびにMPが減る。まあレトロゲームには当然のことだがこの最大HPとMPは序盤でもある程度までは増やすことが可能だ。特に体力は増やしておけば単純に長い時間戦えるし、ダメージを受けた直後の無敵時間を利用してのゴリ押しを通す機会も稼げる。事実中盤以降のボスはほとんど体力で殴り飛ばして攻略してしまった。やや損した気分。レリックにも注目で、村で買える「カオススフィア」は画面上をスーパーボールのように跳ね回り、これを上手く投擲できれば敵に多段ヒットして一気に削れるし、入手方法が特殊ではあるが10秒間無敵になれるトンデモな物まである。マリオロックマン格ゲーをやったことの無い人間ですら結構に楽しめるのだからターゲット層の連中については推して知るべしだろう。ところでレトロ風ゲームとはいえこれも現代の産物なのでやはりトロフィー的な要素もあり、中には「一度も倒されずにゲームクリア」が条件のものも。これは長いこと楽しめそうだ……