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39-三年オンザストーン

テストも終えて春休み、ということは来年度つまり再来月から私は3回生。

理系学部3回生という肩書から大衆がどのようにめくるめく想像を拡げるのかは知らないが、世界を司る理に何となく感付いておりそれを察知した謎の機関から刺客を差し向けられ命を狙われつつも今日も麻雀大会、みたいなイメージを元は文系であった私などは抱いていた。現実はどうだろうか、と言われれば理系学部のカリキュラムにおける核ともいえる量子力学はまだⅠしか修めていないし(今確認したら量子はⅣまであった)テイラー展開を見るたびに文明開化の音が聞こえてくるし、積分も満足にできないし、ギリシャ文字は下手だし。ξを見るたびに「毛だ!脇の!」などと喜んでいる小学n年生。教授が特殊相対論の話をしているときもやくしまるえつこ嬢のことばかり考えていた。ねぇ先生、知らないこと知りたいの。物体は光速で移動することはできません。ははあそうですか。

このまま3回生になることに漠然とした不安を感じているが、漠然としすぎていて手の打ちようがない。割となってしまえばなるものなのかもしれない。赤信号もみんなで渡れば怖くない、量子のテストは全学生のうち半分が落としているという事実もある。さて私はどちらでしょう、シュレーディンガーの私(理系ギャグ)。壁を永遠に押し続けてたら向こう側へ行けるというとんちでおなじみのトンネル効果の話とかもあったけど計算過程はさっぱり。不確定性原理なども導出からじっくり焦げ目がつくまで習ったような覚えもある、覚えはあるが一から説明できるかと言えば今日もただ雨が降り続く。位相空間の体積がエントロピーに相当する、って1回の講義で分かりますか。分からないでしょう、そこのお嬢さん。どうやら我々は気が合うようだ、今日という日に感謝してよければ記念写真でも。さあこっちを向いて、はい撮りますよ。1足す1は~?それくらいは分かる。あまり理系を舐めてはいけない。